フォトリーディング（速読術）は独学でも効果が出るか？

　

　フォトリーディングとは、速読術の一種です。とは言え、今アナタの中になる読書とは、根本的に違うものかもしれません。

　私は、フォトリーディングのセミナーを受講するまで、読書とは本をしっかり読み、その内容をしっかり理解することと考えていましたが、フォトリーディングは、その考え方の延長線上にあるものではありません。つまり、本を普通よりもはるかに速く読み、その内容を理解する　というものではないということです（よって延長線上の速読を求めている人にとっては、フォトリーディングは期待はずれなものになるかもしれません）。

　私の中で、フォトリーディングとは、自分に必要な情報・知りたい情報を本から得るための方法（だからフォトリーディングは目的を持って行うことが大事）です。ですから、たとえ著者が言いたいことであっても、今の自分に必要な情報でないならそれは今理解せずとも良いということになります。

　そのとき必要でない知識でもフォトリーディングにより、本に書かれていることは潜在意識の中に収めてあるので、必要になったら自然と頭にそのことが浮かんでくると思っていますから、浮かんできたらその知識を改めて理解してみれば良いと思っています。


　なお、フォトリーディングに対する考え方は私なりのものですので、人によってフォトリーディングに対する考え方は変わってくると思います。

　フォトリーディングを学ぶために２日間みっちり行う講座が存在します。受講は、フォトリーディングを学ぶための近道だとは思うのですが、金額が１０万円を超えますし、宿泊費や交通費を考えると負担はさらに増えます。

　講座は受講したいけれど、独学でも何とかならないか？　と思う人はいると思います。

　受講してみた者からすると、市販されているフォトリーディングの本に必要なことは大体書かれていますので、独学でやろうとしてやれないことはないと思います。

　
　ただ、独学でやった場合に、なかなか思ったような効果が出ず、投げ出してしまう人も多いのではないかと思います。フォトリーディングは、潜在意識を活用するので、効果を実感するのが難しく、やる気が削がれやすく、続けにくい。やり方も慣れるまで面倒ですしね。

　フォトリーディングで効果を出すためには、フォトリーディングはマスターすれば効果があるんだと信じることが大切ではないかと思っています。独学だとフォトリーディングを信じるということがなかなか難しいように思うんです。

　その点、講座だとフォトリーディングを信じるように軽い催眠術（？）をかけられますので、フォトリーディングを信じることが出来るようになり、自分で効果が実感できるまで信じて続けられるようになるのではないかと思います。

　ですから、フォトリーディングなんてうさんくさいと思っている人は独学は向いていないかもしれません。