電話やメールで催促しても、お金を返してくれないときは、手遅れになる前に、お金のトラブルの専門家に一度ご相談ください。
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恋人や友人に貸したお金を返してもらえないのだがどうしたらよいか？
というのはよく受けるご相談です。
親しい人から頼まれると、嫌とも言えず、仕方なく貸したけれど、いざ返す段階になると、いつもなんだかんだと理由をつけられ、返済してくれない。
相談された方からすると裏切られた気分だと思います。
何とかお力になりたいのですが、寄せられる相談の中にはすでに手遅れで弁護士に相談して、裁判をしてもどうしようもないというケースもあります。
逆に、相手が不誠実な態度を取ってはいても、返済能力があり、返済していないことに罪悪感を持っているような状態であれば、相手に反省してもらい、返済させられる可能性は十分あると考えられます。
ですから、お金の請求は手遅れになってしまう前にできるだけ早く、適切な方法で行うことが大切です。
どんな方法なら良いのか？
電話やメールで催促しても、返済してくれない場合は、内容証明での請求をおすすめします。
内容証明の文面に拘束力はありませんが、内容証明での請求により、相手の態度が一変したというケースを何度も見てきました。
まだ、相手に罪悪感や誠意が残っているのなら、内容証明での請求で流れが変わる可能性は高いと思います。
どんな文面なら効果的なのか？
・返済しない場合はどうなるのかをイメージさせる文面が効果的です。
具体的には、返済しない場合は、裁判を起こすことも検討しています というような内容を盛り込んでおきます。
裁判に対し、怖い物というイメージを持っている方は多く、書いておくことで相手の不誠実な態度が変わることも多いですよ。
・一括返済にこだわらないことも大切です。
お金を返そうという気持ちがあっても、お金が無いため返せない という相手もいます。
そういう相手に対し、一括返済にこだわっていても、相手は返せないし、最悪、返済への意欲すら失わせることにもつながりかねません。
そこで、内容証明の中において、分割返済を提案してあげることで、返済確率がアップします。
返済までの時間は掛かりますが、いつまでも１円も回収できないままよりは、ずっと良いと思いませんか？
借用書が無い場合は駄目なのか？
借用書が無く、口約束で貸していたとします。
このような場合、口約束だから無効というわけではありません。お金を返したのであれば、借用書が無くても返してもらう権利はあります。
ただ、借用書がないと、相手が「そのお金は借りたのではない」と否定してくること可能性もあります。
ですから、借用書があった方が望ましいですね。
無い場合は、メモやメールなど、お金を貸したことを示す証拠を出来るだけ見つけて、保全しておきましょう。
それらが相手に借金を認めさせる力になってくれるでしょう。
そういったものも無いというような場合は、これから証拠を作りましょう。
例えば、内容証明で請求する前に、メールで催促し、相手側に借金があることを認めるような返信をもらっておけば、それが、内容証明で請求する際、役立つでしょう。
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