妊娠線の予防や消す方法について 本当に除去できるの?

そもそも妊娠線はどうしてできるの?

 書かれている本によって違いますが、妊婦さんのだいたい半分以上に胸やお腹、おしりなど妊娠線(赤紫色のすじ)ができてしまうそうです。

 この妊娠線がどうしてできてしまうかというと、人間の皮膚は大きく分けて3層にわかれます。上から表皮、真皮、皮下組織です。妊娠するとお腹が大きくなりますからその分皮膚が伸びます。表皮はこの伸びに適用しやすいのですが、真皮や皮下組織は表皮ほど対応できず亀裂が生じてしまう場合があり、これが妊娠線となってしまいます(生まれ持っての皮膚の柔軟性などによる個人差はあるようです)。

 ちなみに妊娠に限らず、急激に太ればこのような現象は起きます。男性であっても急激に太れば妊娠線みたいな状態になることがあります。ちなみに私にも太ももに妊娠線というか肉割れというべきでしょうか その跡があります。

妊娠線の予防

 妊娠線は急激に体重が増えた場合にできやすいので、急激な体重の増加を抑制することが妊娠線の有効な予防法といえるでしょう。個人差もあって、体重の増加を抑制できても妊娠線の予防を完全に抑えられるとは限りませんが、それでも体重の増加に注意すれば妊娠線の発生を最小限に抑えることは可能ではないかと思います。

 妊娠線の予防にクリームを使う方もいます。値段が高めな妊娠線の予防クリームというものもありますが、どうもクリームによる妊娠線予防の効果が果たしてどれだけあるのかはっきりしない面もあるようです。

 ですが、妊娠線ができるとかゆみを伴うことがありますが、クリームによる保湿効果でかゆみを抑えることは期待できると思います。

できた妊娠線は消せるのか?

 残念ながら一度出来てしまった妊娠線を完全に消し去るというのは難しいようです。妊娠線を消せると謳うクリームやレーザー治療もありますが、目立たなくなることはあっても消すまでは行かないと思います。

 ですが、妊娠線は最初か赤紫色ですが、時間が経てばだんだんと色が薄くなり、最後は目立たなくなるはずです。うちの妻の場合も見つけようとしなければ跡がどこかわかりません。家族が近くで見てそうなのですから、家族以外の他人がパッと見たところでわからないと思いますし、そもそも他人のことをそこまで気にする人はそんなにいないでしょう。

 私は無理にお金を掛けて妊娠線を完全に消そうとこだわらないほうが良いのではないかと思います。