体外受精で妊娠した場合、赤ちゃんに影響が出る可能性は高くなるのか？

　体外受精は、受精を母体の外で行い、その後、受精卵を子宮内に戻す不妊治療方法の一つです。うちも中々子供が出来なくて、もしかしたら体外受精が必要かも？というような話をしたこともあります。

　体外受精を検討されている方の中には、体外受精によりなにか赤ちゃんに影響が出ないか？と気にされている方もいると思います。ここでは体外受精の赤ちゃんへの影響について書いていきます。

　体外受精での妊娠（凍結保存された受精卵の場合も含む）と自然妊娠では赤ちゃんに異常が出る可能性は変わらない　という意見がある一方で、体外受精の妊娠は自然妊娠と比べて赤ちゃんに先天性異常が出る確率が５０％くらいが高くなるという報告もあります。

　ただ、この報告の場合、体外受精において５０％の確率で異常が出るというわけではありません。元々自然妊娠でも２％程度異常の割合があり、それが５０％増えたとしても３％程度です。

　仮に体外受精の場合、自然妊娠と比べてリスクが高まるとしても、それを理由に体外受精を控えることはないのではないかと思います。