出産予定日(分娩予測日)は信用できる?

出産予定日は信用できる?

 自分の身の回りで妊娠が判明すると必ずどこかで出産予定日の話題が出てきます。予定日と聞くとその日に赤ちゃんが生まれてくる可能性が高いのかなという気がして、予定日まで後2,3日となったときにはほんとドキドキしたものです。でも、うちの場合は予定日を過ぎても生まれてこず、結局生まれたのは1週間後でした。ちなみに妹の所は予定日より早く生まれてきてまして、出産予定日って果たして信用できるものなのか? と疑問に感じてました。

 ここでは、出産予定日とはどのように求められているのか?やどのくらい信用できるものなのかについて書いていきます。

出産予定日の決まり方

 出産予定日を求める式というものがあります。

1,最終月経のあった月−3(※)
※1〜3月の場合は3引けないので9を足します。

2,最終月経の開始日+7

計算例 
10月16日が最終月経開始日だとすると、まず10−3=7 次に16+7=23 つまり、7月23日が予定日として求められる

 ただ、この計算式は月経周期が28日で安定している方向けのものです(最終月経日から280日で生まれてくるというのが基準になっている)。月経周期が異なったり、安定していなければ上記の式で求めてもうまくいきません。

 このような場合には、病院での内心や検査の結果などを手がかりにして、予定日が算出されます。

出産予定日はどこまで信用できるか?

 予定日の求め方を書きましたが、果たしてそれはどこまで正確なのでしょうか?

 研究によると本当に予定日に生まれてくる赤ちゃんは全体の5%程度。つまり20人に一人くらいしか予定日に生まれてこないということになります。予定日とはなっていますが、その言葉から受ける印象と実際はだいぶ違っているように思います。

 なお、予定日に生まれてくる赤ちゃんの割合は全体で見るとそれほど大きくありませんが、ほとんどの赤ちゃんは予定日の2週間前後で生まれてきます。

 出産予定日は、この日に赤ちゃんが生まれてくる予定です とは言えないようなものではありますが、赤ちゃんが生まれてくる時期を知るという面では重要な情報なのですね。