訳あり物件（事故物件、心理的瑕疵物件）って何？

　物件を探していると、近辺の同じような物件と比べて初期費用や家賃が安い物件を見かけることがあります。このような物件には訳ありな場合があります。

　そして安い理由として、部屋での自殺、無理心中、孤独死の後白骨死体で発見されるといったことや殺人や監禁などの事故現場になるといったことが過去にあったのかもしれません。

　こういう物理的に問題はないけれど、心理的にそこに住むのを躊躇してしまうような物件を心理的瑕疵物件　と言ったりもします。

　同じような近辺の物件と比べて、このような心理的な負担は明らかにマイナスですので、同じような家賃で借りようとする人はまずいないでしょう。そのためそういった物件は家賃が安くなる傾向にあります。

　自分は過去にあったことなど気にしないという人にとっては訳あり物件も悪くはないかもしれませんが、気になる人は必ず大家さんや不動産屋さんになぜ安いのか？　という理由を確認したほうが良いでしょう。

　また、上記のようなことがあった場合、不動産屋さんには、過去にこういうことがありましたということを説明する義務があります。この告知義務は色々と考えはあるようですが10年経つか、事故物件となった後、一度誰かが借りて退去すればその後の入居者には伝えなくて良いとのことです。

　でも、これを悪用して、事故物件となった後、どこかから名義を借りて部屋を貸したことにして、事故物件をロンダリングしてしまうという手口もあるとか・・・