旧住宅金融公庫から融資を受けた賃貸住宅

旧住宅金融公庫から融資を受けた賃貸住宅とは?

 礼金や敷金、更新料はけっこう気になりますね。できれば支払いたくないものです。それらすべてを支払わなくていい物件はないでしょうか?


 実はあるんです。旧住宅金 融公庫、今の独立行政法人住宅金融支援機構から融資を受けた賃貸住宅です。

 この賃貸住宅では公庫のガイドラインを遵守する必要があるとされています。

 その内容は
●礼金や権利金、謝金、更新料などの金品を受領しないこと。

●退去時に敷金返還に際してあらかじめ一定額を償却するという取り決め(敷引き)がないこと。

●借主の退去時の原状回復義務の範囲に、通常の使用に伴う損耗分を除いていること。

●不動産仲介業者などへの更新事務手数料の支払を、一方的に借主 に負担させないこと

などです。

 しかし、一般には余り知られていません。このため、これらの制限を無視して賃貸借が行なわれています。対策としては同機構 (旧公庫)の担当窓口に相談するといいでしょう。但し、当該ガイドラインの効力は公庫融資金が完済されるまでの間だけなのです