無職でも部屋を借りる方法

　部屋探しで不動産業者さんを尋ねると、たいていの場合こう聞かれるでしょう。「職業は何ですか？」「仕事は？」それは家賃の支払い能力があるか調べているのです。大家さんの大切な不動産を紹介するわけですから、安定した収入のない方を大家さんに紹介できないのです。

　未成年の学生さんの場合は、普通、親を連帯保証人として賃貸借契約を締結します。借主が無職でも部屋は借りられるのです。

　しかし、連帯保証人は普通の保証人とは違います。責任が重くなります。つまり、借主が家賃を滞納した場合、貸主である大家さんは連帯保証人に直接催促できるのです。この場合の連帯保証人は、自分よりも先に借主に催促するよう大家さんに要請できません。払う義務があるのです。

　 社会問題化したネットカフェ難民も「無職でも部屋を借りる方法」の範疇に入るかもしれません。でもこれは長期に及ぶと不健全でしょう。あまりお勧めできません。

　ルームシェアで契約する借主の収入を合算する方法もあります。 仕事をしていないのにしていると嘘を言ったり、非合法的なものもあるようですが、私はそんなことよりも職に就いて安定した収入を得られるようにすることをお勧めします。