ベトナム観光旅行の基礎知識　旧正月

　ベトナム旅行をする場合、時期によっては思うような観光ができない可能性があります。それは正月の前後一週間です。

　ベトナムの正月は旧正月で祝うため、日本の元旦とは日付が異なります。旧暦で数えるため、旧正月は毎年変わり、1月の下旬から2月の中旬の間でおおよそ設定されます。

　この正月期間をベトナムでは「テト」と呼び、ベトナム人は実家に帰省するため、店を閉めてしまいます。

　特に気をつけていただきたいのが、テト正月とその翌日はベトナムのカレンダーでも祝日となっているため、大型デパートや市場、観光施設までも休業してしまいます。

　営業を行っている僅かなデパートでは日本で言う獅子舞が訪れ、今年の商売繁盛のご利益を授けます。もちろんその光景は珍しく、一見の価値がありますが、目的となる他の観光ができなくては旅行は盛り上がりに欠けてしまうでしょう。

　ベトナムを訪れる際は、テト正月の日付を確認して、なるべくその前後一週間の渡越は避けることをおすすめします。