胎教の種類　胎内教育（胎教）について

　

　胎教は、親子の絆をつくるコミュニケーションですが、では具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

　胎教は何から初めていいのか分からないという方には胎教教室がおすすめです。胎教教室とは、胎教についての知識や方法などを教えてくれるところです。教材を使い実践する方法や指定された場所に定期的に足を運び指導を受ける方法など、形式はさまざまです。産院によっては母親学級の一環として胎教教室を開いているところもあります。専門的な知識を持っている方から胎教を学ぶことができれば、安心ですね。

　次に紹介するのは、おなかに中にいる赤ちゃんへの話しかけです。赤ちゃんは５カ月ぐらいになると音を聞き分ける能力が発達し、８カ月ぐらいにはほぼ完成すると言われています。ですから、話しかけは５カ月ぐらいからはじめるのがいいでしょう。おなかの中の赤ちゃんに話しかけることによって、母親としての母性が芽生え、お母さんの心も落ち着きます。また赤ちゃんにとってお母さんの話す声は何よりも落ち着く音なのですから。

　でもおなかの中の赤ちゃんに何を話しかければよいのでしょうか。自分のおなかに向かって話すのですから気恥ずかしいかもしれません。最初は「おはよう」などの日常的なあいさつから始め、慣れてきたら「今日は暑いね」などの思ったことなどを話しかけてみてください。おなかに優しく手をあてながら、赤ちゃんとコミュニケーションをはかりましょう。

　胎教の中で誰でも簡単に行えるのが、音楽を聴くことです。胎教だからといってクラシック音楽を聴かなければいけないといったルールなどはありません。「クラシック音楽は苦手」という方も結構いるかもしれません。そういう場合は無理をして苦手な音楽を聴く必要はありません。一番大切なのはお母さんがリラックスすること。このリラックスすることが胎教にとっても最も重要なことなのです。

　他におなかの中の赤ちゃんと最もじかにコミュニケーションをとれる胎児とキックゲームというのもあります。やり方は簡単。胎動が感じられる５カ月ぐらいから、赤ちゃんがおなかを蹴ったら、その部分を「キック」と言いながらポンと叩きます。平手でもげんこつでもどちらでもいいです。最低２週間は続けてみましょう。赤ちゃんと二人で楽しむことを心がけてください。

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