経審虚偽申請の手口

　経審の結果は、受注工事の規模につながる重要なものです。高い点数を取りランクを上げるために虚偽の申請を行う会社も存在します。

　ここでは、代表的な虚偽申請の手口を掲載していますが、絶対に真似しないでください。少しでも点数を上げたい気持ちはわかりますが、駄目なものは駄目です。行政側は虚偽申請を見つけ出すためにいろいろと対策を練っていくでしょうから、嘘はいつかばれてしまうと思います。

完成工事高の水増し
　工事契約書を偽造することにより完成工事高を実際よりも多く見せる。

財務諸表の改ざん
　本当は多額の負債を抱えているのに、書類には借入金などを記載しないようにする。負債が減ることで、書類上は自己資本比率が高い会社に見せることが出来る。

技術者数の水増し
　資格を持った技術者が多いと点数が上がるので、資格を持った人に名義貸しを頼み、社会保険に加入させ、技術者数を増やす。

　技術者は審査基準日に在籍している者が対象なので、審査基準日の前に入社させて、基準日が過ぎたら退社させるような手口もある。

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