幼児の潜在的能力
幼児はすばらしい潜在的能力を持っています。幼児の育て方、接し方によっては、幼児はどんなことでも身につけられると言えます。
その例として、まずは言語習得が挙げられるでしょう。赤ちゃんは、お母さん・お父さんの声や周りの音に反応しながら、生後３カ月から６カ月には、うなり声や「ばぶばぶ」と言った喃語（なんご）などを発し、１歳にもなると単語を発音できるようになります。１歳半ぐらいには二語文を使用し始め、３歳ぐらいには基礎的な日本語を自然と話すようになります。
私たちの中で中学・高校での６年間の義務教育の中で、英語を勉強しますが、どれだけの人が英語を話せるようになるでしょうか。たぶん大半の方が英語は難しいと思われているのではないでしょうか。ある程度、大きくなってからは、英語を覚えるのもとても大変です。でも、赤ちゃんから幼児期初期（３歳ぐらいまで）には言語の壁がほとんどなく、環境さえ整っていればどんな言語でも自然と刷り込まれていくのです。本当に素晴らしい潜在的能力ですよね。
幼児の潜在的能力は言語だけではありません。知能、音感、感覚、運動などさまざまな分野で驚異的な潜在能力を持っています。オリンピックなどで素晴らしい成績を収めるようなアスリートや、生まれつき絶対音感を持っている音楽家などの各分野の一流の人達は、その分野の環境にある教育を大半が受けています。受け継いだ遺伝的な才能より、生まれてからの環境や教育次第で、我が子をいかようにも潜在的才能を引き出し、成長させることができるのです。
我が子を天才児にさせたい！とまではいかなくても、良い教育環境を整えることによってあらゆる分野で基礎能力の高い子供に育てることは可能なのです。
関連ページ
・幼児教育の重要性と役割
・幼児の脳の発達
・幼児教育の問題点
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