特別法人税 確定拠出年金に潜む爆弾
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私は多くの人に、確定拠出年金はおすすめだよ と言えるのですが、そんな私でも1つ気になっているというか、不安なことがあります。それが特別法人税というものです。
特別法人税がどういうものかというと、確定拠出年金で運用している資産に年率1.173%の税金を掛けるというものです。利益にではなく、資産全体に掛かります。仮に運用が赤字でも税金が取られるという仕組みです。幸い、今の時点ではもう10年以上凍結されていて特別法人税は発生していません。
毎年、1%程度なら復活した所で大したこと無いのでは?と感じる人もいるかもしれません。確かに確定拠出年金の掛け金の全額所得控除の威力を考えれば、そういう気もしてきます。でもですよ、このブログの目標が確定拠出年金で5000万円の資産を作るというものですが、仮に5000万円に到達したとして、そのとき特別法人税が発生しているとしたら、1年で50万円くらい税金で取られていくわけです。
そうなったら毎年の節税効果が吹っ飛ぶくらいのインパクトが有りますし、確定拠出年金って60歳までは逃げられないようになっていますので、特別法人税が発生するようになったからといって、お金を引き出して回避するというわけにもいかないのです。
確定拠出年金を始める前から、特別法人税のことは知っていましたので、金融機関の担当の人に特別法人税が今後どうなっていくか確認した所、担当の方の個人的な見解ではありますが、
今の金利情勢で特別法人税が復活すれば預金にしている人たちは元本割れがほぼ確実。確定拠出年金を導入しようとしている企業が多い中、現状では特別法人税の復活はないのではないか。あるとすれば金利がいまよりだいぶ上昇した時ではないか
というような回答だったので、とりあえず不安はありながらも確定拠出年金をはじめました。
今後どうなるのかはわかりませんが、できれば特別法人税は廃止してもらいたいものです。
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