悪徳エステ業者の手口

　悪徳エステ業者の勧誘手口や契約後の手口をまとめてみました。気をつけてください。

●街で勧誘目的を隠して声を掛けてくる
　街を歩いている消費者に、美容のアンケートに答えて頂けませんか？　今、無料でお肌のチェックしています　などと声を掛け、サロンに連れて行く。

　サロンに連れて行く段階では、高額エステの勧誘をします　ということは一言も言わないのが悪徳業者の手口。

●広告やクーポン誌にて、格安サービスで釣る
　お試しキャンペーンみたいな感じで、非常に安いサービスにてお客を呼び寄せる。１回目は確かに安いが、呼び寄せたお客に高額のサービスを勧める。

●知人・友人からエステの練習をさせて欲しいと連絡が・・・
　エステ業者によっては、社員に友人知人への声かけをさせている所もあるようです。

　友人から、エステの練習をさせて欲しいと言われ行ってみたところ、高額エステの勧誘が始まるのです。

　また、エステによっては、新しいお客を紹介すればお金を支払うというようなキャンペーンをしているところもあるようでして、そういうところでは友人・知人間で被害が拡大しやすいようです。マルチ商法に似ていますね。

●過度に不安をあおる
　「肌が老化している。このままだとボロボロになる」「今何とかしないと取り返しが付かない」などと過度に不安をあおり、契約を取る。

　悪徳業者は、雑談の中から巧みに消費者の悩みやコンプレックスを読み取り、弱みを突いてきます。ご用心。

●買うまで帰らせない　しつこい勧誘
　消費者が何度も断っているのに、何時間も勧誘し、契約するというまで帰らせないしつこい業者がいます。前述の不安をあおるやり方と合わせ技でこられると契約せずに帰るのは難しいかも。

●実態以上に優れた効果があると思わせる
　サービスを受けても見込めないような効果を、説明の際にはあると嘘をついて契約を取ろうとする業者もいます。

●一度契約した消費者には次々販売
　一度契約した人に、次から次へと別のサービスや美容のための商品（化粧品や美顔器など）を勧める。中には宝石の購入を勧められた人もいました。気がつくと数百万円のローンになっていることも・・・

●水を飲ませない
　施術中、たくさん汗をかいたのに、水を飲ませてくれない　そんなエステ業者もいるようです。

　エステを始める前と後、体重がたくさん減っていればうれしいものです。水を飲むとその分体重が増えてしまいますから、少しでも利用者に効果を実感してもらうため水を飲ませないようにしているようです。

　こんなやり方は、脱水症状になる可能性もあり、健康に悪いだけだと思います。

●契約したのに満足にサービスが受けられない
　サービスの価格は安いのだけれども、いざサービスを受ける段階になると他の利用者との兼ね合いでなかなか自分が望む時間にサービスを受けられず、ろくにサービスを受けられないまま契約期間が終わってしまうような人もいるようです。

●倒産前に金を集めていただけだった・・・
　倒産寸前で、逃げることしか考えていないような業者が、非常に安い価格で消費者と契約と契約しまくり、お金が集まったらドロン　という手口を取ることがあるようです。手ごろな価格で契約したいものですが、あまりに安すぎる場合は注意した方が良さそうです。