自営業者か会社設立か?
独立する際、自営業者(個人事業主)としてやっていくか、会社(法人)を作って、やっていくか 大きく分けると2つの選択肢があります。建設業で独立する場合どちらが良いのでしょうか?
両者のメリット・デメリットを簡単に整理するならば、
・自営業
法人と比べ、手続き的な面で簡単に始められることはメリット。ただし、信用面や節税面で法人より劣る。
・法人
自営業と比べ、会社を作るのに手間もお金もかかる。設立後も事務にかかる手間は自営業よりもかかる。社会保険の加入も必須。その反面、信用面は明らかに個人事業よりも上で、節税面でのメリットも多い。
どちらが良いのか一概には言えませんが、建設業での場合は法人の方が総合的には良いと思います。特に主に公共工事の現場で下請として営業していこうとするならばなおさらです。
近年、元請から法人化を求められている個人業者さん増えてます。法人化しないと仕事が来なくなるような可能性も出てきています。地元の工務店や大工さんなどで長年の信頼から仕事が取れるようなケースなら個人事業でも良いのかもしれませんが、公共工事系で下請けとしてやっていくのであれば、当初は自営業で始めたとしてもいずれは法人化を迫られることになる可能性が高いと思います。
また、事業を次の代につなげていく時も法人化している方がスムーズだったりします。
以上のように今後仕事をとっていく上で、自営業だと支障が生じるケースもあるので、スタートが簡単だからという理由だけで自営業を選択することはおすすめできません。