仕事が来る目処はついていますか?
建設業に限ったことではありませんが、独立開業してからのスタートがうまく行っている方というのは独立する前から仕事が来る目処がある程度ついている方が多いようです。
建設業の場合で言うと、
●元職場の下請けとして仕事がもらえることが決まっている。
●元職場が何らかの事情で業務を行えなくなるのだが、その仕事を引き継ぐことが決まっている。
●友人知人などから紹介で、これから仕事を発注してくれる所が決まっている。
など、開業してすぐに仕事に取り掛かれるようになっていることが多いのです。
これが残念ながら中々軌道に乗れないという所ですとこんな感じになります。
●元職場ともめた末に退職。独立したものの元職場からの仕事は期待できず、これから営業をかける状態。
●リフォームなど個人向けの工事を主にやって行きたいと考えており、独立後にお客様を探す予定。
といった感じです。もちろん独立するからにはある程度の見込みはあってのことだとは思うのですが、客観的に見ると、開業当初から忙しさに追われている方のケースと比べると、ちょっと見込みが甘かったのでは? と思わざるを得ません。
特に一般家庭を相手にしようとする中々難しいと思います。ただ、一般家庭を相手にすることを否定しているのではなく、まず、ある程度の仕事発注が見込める得意先を確保した上で、一般家庭からの仕事もとっていく という形で起業したほうがスムーズではないかと思います。
独立してから食っていけるだけの仕事を取れるか? というのは非常に大切なことだと思いますので、独立を検討している方はまずこの点をよく考えていただきたいと思います。