地域による太陽光発電量の違い　発電量が高めの地域は？

　太陽光発電は太陽が出ていないと発電できないわけですから、太陽光発電を行う際は沖縄や宮崎と行った暖かいイメージのある地域の方がより多く発電し、有利なイメージがありますが、北海道や東北地方がダメかと言えばそうではありません。北海道や東北のように寒いイメージが強い地域でも太陽光発電はちゃんと行われます。

　大切なのはどれだけ暖かいかと言うより、日照時間がどのくらいあり、それがどれだけ効率的に発電に回されるかではないかと思います。

　北海道は寒いですが梅雨の季節がない分、日照時間は東京あたりと比べて負けていません（札幌の方が東京より発電するようです）。暖かい地域は日照時間も長いでしょうが、シリコン結晶系の太陽電池は太陽電池の表面が熱くなってくると発電効率が落ちてしまいます。ですので日照時間が長い地域であっても発電効率が落ちてしまう分、その日照時間の長さをフルにいかすのは難しい面があります。

　太陽光発電は単純に南に行けば行くほど発電量が大きくなって、北の方は全然発電しないというわけではないのです。このことを踏まえた上でどんな地域が発電量が高めになるのか見ていきましょう。

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　日本の太陽電池メーカー　では、エリア別の発電量（シミュレーション）を掲載しているところがあります。各社のページを比較してみると、広島は高めの発電量でした。広島ほどではありませんが高松でも高めの数値が出ており、瀬戸内地域は太陽光発電に向いているのかもしれません。

　他の地域を見てみますと名古屋でも良い数値が出ていました。その他宮崎、沖縄、静岡といった地域も好成績の傾向にあります。意外なことに長野県の松本や北海道の帯広でも中々良い数字が出ています。

　反対に、新潟、金沢、鳥取といった日本海側の地域は他と比べて低めの数字になっていました（広島と比べると10数％低い）。　

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