脳が活性化する食事　子供の食育

　

　脳が活性化する食事は日本の伝統食です。例えばごはんと豆腐のお味噌汁、納豆、さんまの塩焼き、大豆などの煮物、ほうれん草などのおひたしなどと言った料理です。こういった食事にさまざまな魚介類や海草、緑黄色野菜などを組み合わせ、肉や卵、牛乳や乳製品などを2、3日に１回加える食事こそが、脳をイキイキさせ、体も元気にさせる基本の食事なのです。このような昭和30年代後半から40年代の和食は、頭を賢くする食事という意味で「賢脳食」とも呼ばれています。朝ごはんは必ず食べさせ、和食中心とすると良いでしょう。

　また、子供の頭の回転を良くしたい場合、レシチンを摂取させると良いです。レシチンは脂質の一種で脳細胞や神経細胞を増加させる役割を果たします。レシチンをしっかり摂取しておくと、記憶力が増大するため、いったん記憶をすると物を忘れにくくなります。レシチンが豊富に含まれているものは、穀類、卵黄、大豆、コーン油、ゴマ油、小魚、レバー、ウナギなどがあげられます。献立にこれらのものを取り入れてみてください。

　他に摂取をすると脳が活性化するものとしてグルタミンが挙げられます。グルタミンは脳の疲労物質を取り除く重要な役割を果たします。またグルタミンは、知能を高くする機能もあり、小麦、大豆、ごま、さとうきび、海草、魚、肉、チーズ、トマト、アーモンド、落花生などに含まれています。これらの食品は私達の普段の食事で摂取できるものばかりなので、私達は知らず知らずのうちにグルタミンを摂取していることになります。アーモンドや落花生はおやつの時などに与えると良いでしょうね。

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