中国海洋石油(CNOOC)
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中国海洋石油(CNOOC)は、中国大陸沖合の海底油田やガス田の探査、採掘、開発をメインに行っている会社です(ちなみに東シナ海のガス田開発にも中国海洋石油は絡んでいる)。近年は、海外の石油権益や会社の買収に対しても積極的のようです。中国3代石油メジャーの一角。
中国海洋石油は香港市場に上場しており、ニューヨーク証券取引所にもADRという形で上場しています。
中国海洋石油(CNOOC)は、中国大陸沖合の海底油田やガス田の探査、採掘、開発をメインに行っている会社です(ちなみに東シナ海のガス田開発にも中国海洋石油は絡んでいる)。近年は、海外の石油権益や会社の買収に対しても積極的のようです。中国3代石油メジャーの一角。
中国海洋石油は香港市場に上場しており、ニューヨーク証券取引所にもADRという形で上場しています。
中国石油3大メジャーのうち、どうして中国海洋石油なのか?
石油や天然ガスは現在欠かせないものです。将来のことはわかりませんが、10年、20年経っても石油や天然ガスは必要とされているものだと思います。このように欠かせない石油を扱う会社は投資対象として有望だと考えています。
中国には中国海洋石油の他にも、中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国石油化工(シノペック)という2つの大きな会社があります。これら3社を中国石油3大メジャーと呼ぶ人がいて、私もそれに習っています。
中国石油3大メジャーの中では、ウォーレンバフェットが投資していたこともあるペトロチャイナが、雑誌などでも良くその名を目にし、日本では投資対象としては3社の中でもっともポピュラーではないかと思います。
しかし、私は以下の理由から3大メジャーの中で投資するのであれば、中国海洋石油が一番良いのではないかと考えています。
売上と純利益の比較(単位は10億香港ドル)
売上だけ見ると、中国海洋石油は他の2社よりもだいぶ少ないです。売上ならば、3大メジャーというよりは2大メジャー+1 といったところです。
利益に目を向けると、これはペトロチャイナが圧倒的で、売上と利益を見た限りでは、やはりペトロチャイナってすごい、投資するならペトロチャイナが安定かなという気がしてくるのですが、私が注目しているのは利益率です。
3社の中で純利益率が20,30%を超えているのは中国海洋石油だけです。正直に言いますと、どうして中国海洋石油がこれだけの利益率を出せているのかわからないのですが、この利益率が中国海洋石油が他の2社にはない、なんらかの強みを持っていることを示していると思いますので、私は中国3代石油メジャーの中では、中国海洋石油が一番良い投資対象であると考えています。
ちなみにシノペックの利益率が悪いのは、シノペックは石油の探査や発掘といった川上事業だけでなく、石油化学工業のような川下事業でも大会社であるためのようです。中国では、政府による石油製品の価格統制が行われており、それがシノペックの利益率の低さにつながっているようです。
中国海洋石油も川下事業に力を入れていくようですが、今後利益率が悪化しないかが不安です。
中国には中国海洋石油の他にも、中国石油天然気(ペトロチャイナ)、中国石油化工(シノペック)という2つの大きな会社があります。これら3社を中国石油3大メジャーと呼ぶ人がいて、私もそれに習っています。
中国石油3大メジャーの中では、ウォーレンバフェットが投資していたこともあるペトロチャイナが、雑誌などでも良くその名を目にし、日本では投資対象としては3社の中でもっともポピュラーではないかと思います。
しかし、私は以下の理由から3大メジャーの中で投資するのであれば、中国海洋石油が一番良いのではないかと考えています。
売上と純利益の比較(単位は10億香港ドル)
2009/3 | 2008/3 | 2007/3 | ||||
売上 | 純利 | 売上 | 純利 | 売上 | 純利 | |
中国海洋石油 | 105 | 29 | 125 | 44 | 90 | 31 |
ペトロチャイナ | 1019 | 103 | 1072 | 114 | 836 | 146 |
シノペック | 1315 | 61 | 1413 | 28 | 1173 | 56 |
売上だけ見ると、中国海洋石油は他の2社よりもだいぶ少ないです。売上ならば、3大メジャーというよりは2大メジャー+1 といったところです。
利益に目を向けると、これはペトロチャイナが圧倒的で、売上と利益を見た限りでは、やはりペトロチャイナってすごい、投資するならペトロチャイナが安定かなという気がしてくるのですが、私が注目しているのは利益率です。
3社の中で純利益率が20,30%を超えているのは中国海洋石油だけです。正直に言いますと、どうして中国海洋石油がこれだけの利益率を出せているのかわからないのですが、この利益率が中国海洋石油が他の2社にはない、なんらかの強みを持っていることを示していると思いますので、私は中国3代石油メジャーの中では、中国海洋石油が一番良い投資対象であると考えています。
ちなみにシノペックの利益率が悪いのは、シノペックは石油の探査や発掘といった川上事業だけでなく、石油化学工業のような川下事業でも大会社であるためのようです。中国では、政府による石油製品の価格統制が行われており、それがシノペックの利益率の低さにつながっているようです。
中国海洋石油も川下事業に力を入れていくようですが、今後利益率が悪化しないかが不安です。