子宮外妊娠の知識 確率や注意すべき人、兆候について

子宮外妊娠とは?

 通常、受精卵は子宮内に着床するわけですが、受精卵が卵管など子宮外に着床してしまうことがあります。これが子宮外妊娠です。

 子宮外妊娠が起こる確率は1%程度のようでそうそう起こることではありませんが、対応が遅れると卵管が破裂したり(その後、受精卵を子宮まで運べなくなってしまう)、破裂を放置すると命の危険にまでさらされることもあります。 

子宮外妊娠になりやすい人

 子宮外妊娠が起こるのはまれですが、次のようなことに該当する人は子宮外妊娠が起こる確率が上がってしまうようです。

●以前に子宮外妊娠になったことがある

●クラジミアなど性感染症により骨盤内炎症性疾患になったことがある

●過去に腹部や卵管の手術を受け、そのときの傷が残っている

●卵管結紮(卵子を通れなくしてしまう避妊法)を行ったことがある

●受精時に避妊リングを使っていた

●中絶を何度もしたことがある

子宮外妊娠の兆候(症状)

 すでに書いたように子宮外妊娠が起こる可能性は低いのですが、万が一と言えるほど可能性が低いものでもないようなので、子宮外妊娠になるとどのような兆候が出てくるのか知っておいた方がよいでしょう。

●茶色いおりものや軽めの出血
 痛みの起こる少し前にこれらをみかけやすいようです。

●下腹部の痛み
 最初は左右片方どちらかだけなのが、腹部全体に広がる。お腹を押したり、咳をしたりすると痛みがひどくなる。卵管が破裂した場合は、激しい痛みがしばらく続きます。

●吐き気、嘔吐
 つわりではなく、子宮外妊娠の兆候であることもあり。

●大量の出血
 卵管が破裂した場合は、大量の出血がある。大量の出血とともに脈拍が弱くなったり、冷や汗をかいたりもする


 以上のようなことが起こり、子宮外妊娠かも? と思ったらすぐに病院に行くことが大切です。早く発見し、治療が早いほど命の危険にさらされるリスクを下げることができます。


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