残業代の計算方法

　ここでは残業代の計算方法について簡単に説明していきますね。残業代の計算方法は簡単にまとめてしまうと

1時間当たりの賃金×超過労働時間×１．２５

※１．２５掛けるのは１日８時間、週４０時間を超えた場合。残業が深夜に及んだ場合は１．２５ではなく、１．５を掛けます。

　となります。

　1時間当たりの賃金については時給制なら簡単なのですが、月給制の場合は、月給を１ヶ月の所定労働時間で割り、求めることになります。しかし、月によって日数が変わることから１ヶ月の所定労働時間も変わりますので、１年間を平均して、一ヶ月の所定労働時間を出すことになります。

具体的には、

（３６５日−年間の休日日数）÷１２ヶ月×１日の所定労働時間

で、１ヶ月の平均労働時間を求めます。

　上記の計算で出た時間で月給を割るのですが、その前に１時間当たりの賃金を求める前に月給から省かれるものがあります。

　家族手当、通勤手当、別居手当、子女教育手当、住宅手当、臨時に支払われた賃金、１ヶ月超える期間ごとに支払われる賃金

　例外はありますが、基本的に上のものは１時間当たりの賃金を求める際は省きます。

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