会社が残業代を払わない理由
本当なら払わなければいけない残業代をどうして会社が払わないのか? その理由を知ることが、払わせるためにはどうすればよいかや残業代請求の難易度を知ることにつながるのではないかと考えています。
会社が残業代を支払わない際は、次のような理由が考えられます。
1,法律の知識不足などで残業代が発生していると認識していないため
労働者に残業をさせれば、その分だけ給料を払わなければいけない ということや割増賃金のことなどを知らないが故に、残業代が不払いになっているケースは多いと思います。
こういったケースでは、なぜ残業代を払わなければいけないのか 法律や判例を根拠とし、説明をすることで払ってもらえる確率が上がります。最初は今まで未払がないと思っていたのに、未払があったという話になるのですから、驚きや困惑といった感情を会社側は持つかもしれませんが、意図的に払わなければいけないものを未払にしていたのではありませんから、丁寧に粘り強く説明していくことで、渋々ながら、支払わなければいけないものなら仕方ない と、払ってくれることは多いのです。
2,法律的に微妙なラインで、法解釈に違いがあるため
テレビの法律番組で、弁護士さんによって判断が変わることが見られますが、法律的に、簡単に白黒つけることができないという事例も存在します。
このような場合、労働者は自分に有利な解釈、会社は会社側に有利な解釈 ということになりがちです。このような場合は、自分の主張を何が何でも通そうとするといつまでたっても話がまとまらないということになりがちです。
裁判までする気なら良いですが、そこまでは考えていないということでしたら、譲歩し、お互いの妥協点を探ることで解決しやすくなります。
3,残業した時間について労働者と会社側の認識に違いがあるため
労働者が主張する残業時間と会社側が主張する残業時間に食い違いがあるため、労働者の請求を認めないということがあります。
このような場合、基本的には労働者に残業していたと証明する責任が生じてきます。残業していたという証拠を持っていれば、良い条件を引き出しやすくなるでしょうが、無い場合は、主張通りの残業代を回収するのはなかなか難しいと思います。
法解釈の場合と同様、自分の主張を何が何でも通そうとするといつまでたっても話がまとまらないということになりがちです。早期の解決を希望するのであれば、譲歩することも検討した方が良いでしょう。
4,支払おうにもお金が無いため
どれだけ残業代を請求する権利があったとしても、会社の資金繰りが苦しいというような場合もありえます。このような場合は、ある意味これまでのケースよりも難しい可能性があります。
一括での支払いにこだわるのではなく、分割払いを提案するなどして、どうしたら会社が払えるか? ということも考えてみるのが大切です。
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