ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド
(愛称 投資生活)
ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド(愛称 投資生活)は、ジョインベスト証券にて、ノーロードで販売中の業界最低水準の低コストバランスファンド。
日本株、先進国株式、先進国債券の3資産に3分の1ずつバランスよく投資。日本国債を組み入れないのは、日本人の資産の多くは預貯金であるから重複しないようにというのが理由らしい。預貯金は、多くの部分が国債に投資されているので、この考え方はよいと思いますよ。とは言え、ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドの投資比率に完全に納得しているわけでもありません。日本株が高すぎると思うのです。
ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドが登場するまでは、バランスファンドを買うなら、自分で個別にファンドを買えばよいという考え方が強かったが、ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドの登場でその考え方が変わりつつあります。
ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドは、中央三井の日本株式、外国株式、外国債券のインデックスファンドを通じて、投資しますが、これらのインデックスファンドを個別に買うより、ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドのコストのほうが安いのだ。これには驚きました。日本株式のインデックスファンドの信託報酬が3つのファンドの中で一番安いのですが、投資生活の信託報酬は日本株式のインデックスファンドと同じなのです。
さらに純資産総額が100億円を上回ると、全体的な信託報酬の割合も下がることになっている点も魅力。とは言え、平成20年7月現在での純資産総額はまだ10億円にも満たず、100億円を上回るのはだいぶ先になりそう。
今、投資信託をどれか一つだけ選べといわれたら、ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドは、有力候補です。
すばらしいファンドだとは思うのだが、現在ジョインベスト証券に口座を開いている人が進んでこのファンドを買うかといえば微妙か。かといって、このファンドを開くためだけにジョインベスト証券に口座を開く人もいるかどうか・・・ このファンドの宣伝もあんまりしてないみたいだし。
このファンドにも注目
●セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド
世界の株式と債券に半分ずつ投資する低コストのバランスファンド。先進国のみへの投資となっている投資生活と違い、新興国へもいくらか投資している。名前から考えて、ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンドは、セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドを大いに意識して、設定されたファンドなのだと思う。
ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド
(愛称 投資生活)のデータ
データは平成20年3月末時点のものです。
●信託期間 無期限
●決算 年1回 毎年6月10日
●信託報酬
純資産総額が100億円以下の部分に対しては年率0.63%
純資産総額が100億円超の部分に対しては年率0.525%
※100億円を超えた時点で資産全ての信託報酬が0.525%になるわけではない。
●売買手数料 なし
●信託財産留保額 0.2%
●1万円からの購入が可能。
●信託期間 無期限
●決算 年1回 毎年6月10日
●信託報酬
純資産総額が100億円以下の部分に対しては年率0.63%
純資産総額が100億円超の部分に対しては年率0.525%
※100億円を超えた時点で資産全ての信託報酬が0.525%になるわけではない。
●売買手数料 なし
●信託財産留保額 0.2%
●1万円からの購入が可能。