ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ　 ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信

　ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ　 ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信は、ブラジル株の指数　ボベスパ指数に連動することを目指すＥＴＦ。ブラジル株に直接投資するのではなく、指数や構成銘柄に連動する債券などに投資することで指数への連動を目指す。平成２０年７月１８日、東証に上場。

　信託報酬は０．９９７５％　海外に上場しているＥＴＦと比べるとコストは高めです。しかし、国内のアクティブファンドと比べると、コストはだいぶ安いです。ブラジルに投資するファンドだとだいたい２％ぐらいにはなりますから。

　１０万円以下で購入できますので、ＳＢＩ証券（１日の売買額が１０万円以内なら無料）など無料で売買できる所もあります。購入時期を分散し、ブラジル株に投資したいという人にとってはそこそこ使えるかもしれません。

　とは言え、上場して、しばらくの間は、価格や出来高がどのように推移するのか様子を見た方がよいと思います。

追記
　ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ　 ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信の初値は４１６円。基準価額を２％弱上回りました。初日の出来高は８８８，６００。


このファンドにも注目
●ｉシェアーズ ＭＳＣＩ ブラジル・インデックス・ファンド（ＥＷＺ）
　ブラジル株に投資する海外ＥＴＦ。管理報酬等は０．６８％。ある程度まとまった金額がないと、売買手数料が割高に。

　サンパウロ証券取引所に上場しているうち、最も流動性が高い銘柄により構成される指数。

主な構成銘柄
●ペトロブラス（ブラジル石油公社）
●リオドセ（ヴァーレ）　鉄鉱石メジャー
●ブラデスコ銀行　ブラジルの民間商業銀行
●イタウ銀行　ブラジルの民間銀行
●ユニバンコ　ブラジルの商業銀行

　ペトロブラスやリオドセなど資源・エネルギー関連銘柄への投資比率が高い。資源高の恩恵を受けるため、他の新興国が下がる中でもボベスパ指数は上がっていました。しかし、平成２０年５月ごろからは下がり気味です。

　資源価格が下落していくようなことになるとそれにつれてブラジルの株価が大きく下がることもあるかもしれません。