積立なら保有投資信託が含み損でもがっかりしなくてよい

含み損は気分が悪い? 考え方次第だよ

 投資信託の積立を毎月行っている方は結構いると思います。私も毎月少しずつですが買っています。

 保有ファンドが含み益状態だと心安らかだけど、マイナスだとどうも気分が悪いという方はいないでしょうか?私も含み損よりは含み益の方がうれしいんですが、積立投資なら含み損の状態とてそう悪くもないんですよ。

含み損=より安く買える ということ 

 含み損が出ているということは、その状態で買い付けを行うと、平均買付単価が下がるということです。つまり、含み損というのは安く買えるチャンスだということです。

 これが頭の中に入っているとね 含み損で気分が悪いながらも、その一方で、このまま含み損状態なら今月は安く買えるじゃないか! と考えることができるようになるのです。

 一度にまとめて投資してしまいこれから先は投資しないとなるとこういう考え方ができないんですが、積立なら毎月買っていくわけですから、含み損状態はむしろ喜ぶべきことなんですよ。

 だって、安いときにたくさん買っていくことができれば、それが将来の大きなリターンにつながるかもしれないのですから。

 最近、ある雑誌で、投資信託の評価損が20,30%になったら損切りも考えるべきなんてことを有名な方が言っていたんですが、私からすると「何バカなこと言っているんだ!」という感じです。

 だって、含み損が20%とかなっていたら今までよりも20%も安く買えるということじゃないですか。そこで買わずに売ってどうする。


 積立投資を行う者にとって、含み損や暴落は歓迎すべき存在。含み損や暴落時にしてはいけないのは、拡大する損失を恐れ、逃げ出すことです。もちろん良質なファンドを積立てていることが前提ですけど。