含み損の投資信託をどうすべきか?

 

含み損の投資信託どうすべきか悩みますね

 これを書いているのが平成24年2月ですが、各国の株式市場が好調であったり、円高に歯止めが掛かったりで、それまで含み損だった投資信託がプラ転しているという人も結構いるのではないでしょうか。

 私もその一人なんですが、まだまだ含み損状態の投信もいくつかあります。この含み損状態の投信をどうすべきか私なりの考えをまとめてみます。

含み益があろうと、損していようと大切なのは未来

 どうすべきかいきなり結論を言ってしまえば、

 保有している投資信託がこれから良いリターンを出せるのであれば、保有していればいいし、そうでないなら売ればよい

 ということになります。

 でも、将来どうなるかわからないので上の結論を実践するのは実際難しいです。そもそもこれからどうなるか的確に当てられる人は含み損の投資信託を持っているはずがありません(笑)

 ですから、私の場合も上で書いたことはわかっていつつ、将来どうなるかわからないので中々購入した投資信託の売却出来てません。

似たようなのでより良さそうなのあれば乗り換え

 将来はどうなるかわからないので含み損の投資信託を売らずに持っておくか、売って現金にして持っておいたり、あるいは他の投資信託に乗り換えるべきか という判断は難しいわけですが、このような場合なら乗り換えるだろうと考えているケースはあります。

 それは、今含み損が出ている投資信託の投資対象がかぶっており、かつ今保有している投資信託よりコスト的に優位な投資信託が存在する場合です。

 将来の値動きはわかりませんが、コストについては確実にリターンを奪う物ですので、同じような投資対象であれば、コストが低い方を選んでおく方が長期的には勝てる可能性が高いかと思います。

 売却する際の信託財産留保額や新規に購入する投資信託の売買手数料も考慮して決めないといけませんが、高コストなアクティブファンドを持っているけど、値動きが指数とほぼおなじというような含み損のファンドがある場合は、インデックスファンドへの乗り換え検討した方が良いと思いますよ(これは含み益が出ていてもそうです。ただ含み損が出ているときの方が課税時期を出来るだけ先に延ばすという点では乗り換えやすいですね)。