グーグル・クローム(Google Chrome)登場で感じたこと

 

グーグル・クローム(Google Chrome)登場

 Googleが、独自ブラウザ グーグル・クローム(Google Chrome)の試験版の提供を始めました。

 早速、インストールして、使ってみました。スピードが既存のブラウザと比べて、速いと言われているだけのことはあり、サイトの閲覧については速く快適なように思えました。ただ、どうも独特な感じがして、今使っているブラウザから乗り換えようとはまだ思えません。と使用感について書いてみましたが、今日言いたいことは実は使用感についてではありません(笑)


 私にはグーグル・クロームがインターネット・エクスプローラーやファイアフォックスを脅かす物になるのかはわからないのですが、もし今、シェアNo1のインターネット・エクスプローラーを追い抜くようなことがあれば、そのときマイクロソフトはどうなっているのだろう? マイクロソフトの株価は今よりも大幅に下落しているのだろうか?と思いました。

 そして、その頃にはGoogleを脅かすような企業が誕生しているかもしれません。

 ハイテク業界は、明日の勝者がどこかなのかということをとても予測しにくい業界だと思います。

 競争の激しさは、利用者には利益をもたらしてくれるかもしれませんが、投資家にも利益をもたらしてくれるのかと言えば、そうではないです。

 
 つい、先日までGoogleの株を買ってみたいと思っていました。ジェレミーシーゲルの「株式投資」を読んでいなければ、グーグルクロームのニュースを聞いて、グーグルへの投資を本格的に検討したかもしれません。

 でも、今では、このようなニュースを聞いても、投資しようとは思えず、むしろ、逆のことを思っています。 


 今後は、ハイテク関連の個別株の購入を検討することもないと思います。技術の進歩の利益は、技術の利用者として受け取るにとどめたいと思います。