お酒を飲み続けると本当に強くなれるのか? 

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 私が所属するある団体の懇親会に参加すると大体お酒を勧められるのですが、健康上のことやそもそもお酒をあまり飲みたいとも思わないので、基本的にはお断りしています。
 
 断っていると、「オレも昔は飲めなかったけど、飲み続けているうちに今では強くなったよ」とか言ってくれる方もいるのですが、別にお酒が好きではない私にとっては内心「ふ~~~ん、で?」なのです(笑)でも、本当にお酒を飲んでいると強くなるのか?ということには興味があったので調べてみました。

お酒の分解のメカニズム
 お酒(アルコール)を摂取した場合ですが、
1,肝臓で分解され、アセトアルデヒド という物質になる
 このアセトアルデヒドは毒性が強く、頭痛や吐き気といったお酒を飲んだ時に出る嫌な症状の原因となりますし、二日酔いの原因もこれです。

2,アセトアルデヒドはさらに分解され、最終的に体外に排出される
 アセトアルデヒドの分解にあたって、アセトアルデヒド脱水素酵素2型というものが大活躍するのですが、日本人だと4~5%位の人はこの酵素が全く働かないそうです。これは遺伝的に決まるものなので後天的にはどうすることもできません。この人たちは先天的にアルコールに弱い人であり、飲んで強くなることは絶対にありません。

 また、酵素が働くものの40~45%位の人は働きが弱めだそうです。

働きが弱めの人は飲むと強くなる?
 アセトアルデヒド脱水素酵素2型は先天的なものですが、アルコールの分解をする酵素は他にもあり、飲み続けることで酵素が増えて、結果としてアルコール分解能力が高まる=お酒に強くなった と感じられることは有るようです。

 ただし、アセトアルデヒドの分解力が高くなったわけではないので、結局、頭痛や吐き気、二日酔いから逃げられるわけではありません。

 また、アセトアルデヒドの分解力が高い人でも、あくまで頭痛や吐き気といった悪酔いが起こりにくくなるだけで、アルコールの影響を受けていないわけではないとのことです。


 私はお酒を飲んだ時の頭痛が一番嫌なので、それが飲み続けた所で解消されることがないとわかった以上、今後も積極的にアルコールを飲むことはないなと思います。


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