iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット・インデックス・ファンド(EEM)

iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット・インデックス・ファンド(EEM)




 EEMは、20以上の新興国にまとめて投資可能な海外ETF。ベンチマークであるMSCI エマージング・マーケッツ指数に連動することを目指す。

 iシェアーズ MSCI エマージング・マーケット・インデックス・ファンドは、現状では日本における新興国投資の決定版的存在だと考えています。これからの成長国が期待できる新興国全般に投資したいという人にとってはEEMは欠かせない存在でしょう。EEMよりも低コストでよいファンドも存在するようですが、日本にいても手軽に買えるという点を考えると、現状ではEEMが一番だと思います。

 韓国、中国、ブラジル、台湾、ロシア、南アフリカ、メキシコ、インド、イスラエル、インドネシアなどに投資。BRICsの投資比率が増加傾向。ただし、インドは他の3国よりも投資比率が少ない。

 構成銘柄上位には、ペトロブラス、ガスプロム、サムソン電子、チャイナモバイル、台湾セミコンダクター、ポスコ、リオドセなどが名を連ねる。


 管理報酬等は、年率0.74% と国内のアクティブファンドと比べると破格の安さ。イートレード証券や楽天証券から購入すれば、売買手数料もそこそこ安い。それでも、効率を考えると、最低でも30万円くらいからの取引でないと、手数料が割高になってしまうか。


 EEMを新興国投資の核にし、自分が特に将来性があると思える国を個別のファンドやETFを通じて投資していくのも面白いと思う。


 TOKとEEM、そしてTOPIXのETF の3つのETFの組み合わせで世界中の株式市場に概ね投資可能となりました。でも、驚いたことに一本のETFで、ほぼ世界にまとめて投資可能という金融商品も出てきたみたいですよ。日本で買える日が来るのが待ち遠しい。


このファンドにも注目
DC インデックス海外新興国株式
新興国全般に投資するインデックスファンド。これを積立てて、ある程度の額になったらEEMに切り替えるというのもあり。ジョインベスト証券などで販売。EEMには劣るが、このファンドだってインデックスファンドだけあり、信託報酬は低め。

バンガード エマージング マーケットETF(VWO)
EEMよりもさらに低コストな新興市場に投資するETF。EEMの3分の1程度にコストが抑えられており、組み入れている銘柄も高いため指数との連動性もEEMよりも高い。