パワーシェアーズ・グローバル・ウォーター・ポートフォリオ（ＰＩＯ）

　ＰＩＯは、世界の水事業関連企業の株式に投資する海外ＥＴＦ。ベンチマークであるパリセーズ世界水事業指数に連動することを目指す。パリセーズ世界水事業指数はインテリジェント・インデックスと呼ばれる指数。日本の栗田工業やオルガノも指数に組み込まれている。



　管理報酬等は、年率０．７５％。このＥＴＦはアクティブファンド的な要素も持っているため通常のＥＴＦと比べると若干信託報酬は高いようだ。

　ベンチマークとの乖離がやや気になる。平成２０年３月３１日時点で、運用から１年も経過していないのに３％以上指数から離されている。


　水がないと私たちは生きていけません。日本にいると水があって当たり前ですが、世界を見渡せばそうとは言えない。水は欠かすことができないとても大切な資源です。今後、水はますます重要になってくると思います。ちなみにアメリカやイギリスでは水道料金が引き上げられるみたいですし、アジア地区では人口の増加により水不足が特に心配されます。

　こう考えてみると日本は水が十分にあるので日本に住んでいることはとても幸せなことですな。

　日本でも水をテーマにしたファンドが出ていますが、ＰＩＯならより低コストで水関連銘柄に投資できるので、水関連に注目している人にとっては、ＰＩＯは結構良いＥＴＦかもしれません。ただ、すでに述べたようにベンチマークとの乖離が気になります。