分配金が減った投資信託をどうすべきか?

投資信託の分配金が減ったら・・・

 分配金の利回りが良いということで投資信託を買った人の場合、分配金額が減ってしまった場合、この投資信託を持ち続けるべきか、売るべきか悩んでしまうかもしれません。

 ここではそんな人向けに私の考えを書きます。

 まず、他の記事でも述べましたが、分配金自体は損でも得でもない物です(税金まで考慮するとマイナスになることがあります)。

 分配金が増えた減ったで投資信託の評価をするのは適切ではないと考えます。例えば、あなたの口座に預金が100万円あったとして、実際はありませんが、銀行側が50万円引き出してあなたに支払ったとします。時が過ぎてまた口座が100万円になったとき今度は口座から30万円払ってくれました。この場合、どちらが得でしょうか?

・・・はい。どっちも同じですね。あなたのお金100万円はどちらの場合も減っても増えてもいません。上記の行為に税金がかからないのならば、50万円、30万円といった金額には、大した意味はないのです。

 ですので、投資信託の分配金についても、分配金の金額で判断するのはやめて、これからその投資信託がどれだけリターン(分配金の金額ではないですよ)をもたらしてくれるか?、同じカテゴリでもっと良い(コストが低い)商品はないかといった視点で考えてみてはどうかと思います。