均等待遇とは?
労働基準法では、労働者の国籍・信条・社会的身分を理由として、賃金、労働時間、解雇、災害補償、安全衛生、寄宿舎などの労働条件について差別的に取り扱うことを禁止しています。
信条は、特定の宗教や政治的信念のことです。社会的身分は、生来の身分のことです。
たとえば、特定の宗教を信仰していることを理由に、賃金カットを行うといった差別的な取扱はしてはいけません。
雇入れについては、上記の労働条件に含まれないとされています。ですから、特定の宗教を信仰していることで雇入れを拒まれた場合でも、労働基準法違反とは言えないと考えられます。
参考判例 三菱樹脂事件 「企業が、特定の思想、信条を持つことを理由に雇入れを拒んでも、当然に違法とは言えない」
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