「布団のダニの無料点検やってます。」と言って、訪問し、点検後、「ダニがたくさんわいてますね。このままだと健康に影響を与えますね。」などと言って、布団や掃除機の販売を始め、売りつけるような商法。
ダニの点検のほかにも、白ありの点検から白あり駆除、水質検査から浄水器、無料クリーニングから掃除機、耐震構造の点検から耐震構造強化工事など。その時点では、必要性がないものだったり(工事の必要がないのに工事を勧められたりする)、ボッタクリ価格であることが多い。
点検商法の被害にあった後に、次々販売の被害にあうことも多いので注意が必要です。
点検商法に引っかからないために
無料点検は業者自身のためにやっていると思おう
無料点検は、あなたのことを思ってやっているのではありません。業者が、自分の仕事を見つける・作るためにやっていることをおぼえておきましょうね。
知識の少ない消費者は業者のカモであると思おう
これを肝に銘じましょう。例えば、前述の布団の場合、普通の家庭なら、ダニゼロなんてことはないんです。それなのに、ダニが少しいたくらいで、布団の買い替えが必要ですとか言ってくる。
知識があれば、業者のウソを見抜けるんですけど、ない場合は、簡単に引っかかってしまいますよね。だって、プロが替えなきゃ駄目だって言ってるんですから。
知識のない人間は、プロの言ったことをすぐに信じてしまう。そこに、悪徳業者はつけ込んでくるのです。日ごろから情報収集し、自分なりの購買基準を作っておきましょう。
点検商法に引っかかったら
多くのケースが特定商取引法に定める訪問販売に該当する可能性が高いので、引っかかったらすぐにクーリングオフしましょう。
クーリングオフができない場合は、勧誘時の問題点を指摘し、解約交渉していきましょう。
点検商法に多く見られる問題点
勧誘を始める際に、販売目的を告げていない
ウソの説明
実際工事をする必要もないのに、工事しなくてはいけないと言うような説明はウソの説明と言えるでしょう。
やたら不安をあおったりすることが多い
健康に害が出る。このままだと家が腐る と不安をあおってくるケースが目立ちます(ウソの説明に該当することも多いです)。
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