浄水器・活水器の販売手口
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これまで受けてきた相談などを元に、悪徳業者の手口をまとめてみました。 1、悪徳業者はこうやってアナタに近づいてくる ●商品販売目的を隠し、電話でアポを取る 以下のようなことを言って、アポを取り、消費者宅にやってきます。電話の段階では、商品の販売目的を告げないのがポイントです。 例、 「ただいま浄水器の無料体験キャンペーン中です。この機会にぜひ体験してみませんか?」 「環境にやさしい洗剤を無料で配っています。お伺いしてもよろしいでしょうか?ミネラルウォーターのペットボトルも1本サービスいたします」←訪問後、「このミネラルウォーターはこの浄水器で作る事が可能なのです」 といった感じで、浄水器の販売につなげます。 ●水質検査名目で訪問してくる 水質検査、配管調査、メーター調査、アンケートなどの名目で訪問し、家に上がり、調査、アンケートの後に浄水器をすすめてくることもあります。 水道局の職員や水道局の委託を受けた業者を装って訪問してくることもあるので注意が必要です。 例、 「水道局の委託を受けて、水質検査に伺いました。コップに水を入れてください」←水質検査後に浄水器の販売が始まります。 基本的に事前の告知や訪問の要請もないのに、水道局が訪問してくることはないと思います。また水道局が浄水器を販売したり、販売を業者に委託することはないと思います。注意しましょう。 アヤシイと思ったら、身分を証明できるものを提示させるのもよいと思います。 2、悪徳業者がよく使う販売テクニック 以下のようなテクニックを使い、契約させます。 ●健康上の不安をあおる 水道水がいかに危険であるかを説明し(オーバートークであることが多い。特に塩素が入っていることを悪く言う傾向にありますが、衛生面を考えれば、全く無い方が危険だと思います)不安をあおり、契約させます。 例、 ・水の入ったコップに薬品を入れ、水が黄色くなったところで、「塩素が残っているからこのように色が変わってしまうのです。」、「洗剤のカビキラーはご存知ですか?水道水はカビキラーを薄めた様なものです。カビキラーを飲めますか?」、「プールの水を飲んでいるのと同じですよ」、「私ならこの水は絶対に使えませんね」 ・ドロドロの貯水タンクの写真を見せて「マンションなどの貯水タンクの中はこういう状態になっています」←実際ドロドロのタンクもあるでしょうが、できたばかりのマンションでも、これをやって不安をあることがあります。 ・「水道水は沸騰させれば大丈夫だと言いますが、実際は発ガン性物質のトリハロメタンを増殖させるので、沸騰しても決して安全ではありません」 ●ミネラルウォーター作れるんですトーク 「ミネラルウォーターと同じ水が作れます」などという販売員もいるようです。一口にミネラルウォーターと言ってもさまざまなブランドが存在するわけですから、「ミネラルウォーターと同じ水が作れます」と言われても簡単に信用せずにどこのブランドと同じ水が作れるのか確認したいところです。 さらに作った水とミネラルウォーターの成分表を比較もすべきだと思います。 ●値段への抵抗を少なくするトーク 業者は何十万円もする浄水器を販売するわけですが、多くの消費者にとって 高い と感じる価格でしょう。しかし、以下のようなことを行うことにより、高い と感じにくくさせるのです。 例、 ・いきなり浄水器をすすめるのではなく、まず、浄水器のレンタルをすすめる。 レンタル料は月○千円。多くの消費者はこのレンタル料を高いと思います。そして、こう思うのです。「買う方が安いんじゃない?」 業者に思ったことを告げると、業者は「本当はレンタルの方が儲かるので、あまり言いたくないのですが、実は販売もしているのです」などと言ってきます。 そうすると、不思議なことに何十万円もする浄水器もお得に思えてくることがあるのです・・・ ・ミネラルウォーターを買い続けた場合と浄水器を購入した場合にかかる費用を比較したり、ミネラルウォーター一本あたりの価格で比較し、それほど、お金がかからないかのように思わせる。 ●長時間にわたりしつこく勧誘 何時間にもわたり、不安をあおったり、断っても、「今日でなくては割引はできません」と勧誘を続けたりします。 最初は断っていた消費者も勧誘が2時間、3時間と長引くにつれ、精神的に疲れてきてしまい、根負けして契約してしまうという例がよく見られます。 |