掃除機の販売手口
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これまで受けてきた相談などを元に、悪徳業者の手口をまとめてみました。 1、悪徳業者はこうやってアナタに近づいてくる ●無料(格安)クリーニング名目でアポを取る・訪問してくる 以下のようなことを言って、アポを取ったり、消費者宅に訪問してきます。最初に、掃除機の販売目的を告げないのがポイントです。 例、 「○○と申しますけど、今おうちの布団のクリーニングを500円で行っているんです。よろしければいかがですか?」と電話をかけて、アポを取り、訪問。 「2000円でエアコンの掃除+水周りかお風呂をどちらかお掃除してみませんか?」と電話をかけ、アポを取り、訪問。 「今、無料で換気扇のクリーニングを体験できるのですがよろしければいかがですか?」と訪問してくる。 後で販売することになる掃除機でクリーニングした後に、この掃除機を買えば、自分でクリーニングできるようになりますなどと言って、掃除機を販売してきます。 2、悪徳業者がよく使う掃除機販売テクニック 以下のようなテクニックを使い、契約させます。 ●健康上の不安をあおる 健康上の不安をあおり、業者の掃除機を買わないと、大変なことになるかのように思わせる。 例、 クリーニングにより取れた、ホコリ、ダニの死骸を見せ、「このままではお子さんがアレルギーになる可能性があります。通常の掃除機では十分にキレイにすることができません。」 ●値段への抵抗を少なくするトーク 業者は何十万円もする掃除機を販売するわけですが、多くの消費者にとって 高い と感じる価格でしょう。しかし、以下のようなことを行うことにより、高い と感じにくくさせるのです。 例、 ・いきなり掃除機をすすめるのではなく、まず、掃除機のレンタルをすすめる。 レンタル料は月○千円。多くの消費者はこのレンタル料を高いと思います。そして、こう思うのです。「掃除機を買う方が安いんじゃない?」 業者に思ったことを告げると、業者は「本当はレンタルの方が儲かるので、あまり言いたくないのですが、実は販売もしているのです」などと言ってきます。 そうすると、不思議なことに何十万円もする掃除機もお得に思えてくることがあるのです・・・ ・クリーニングサービスを頼んだ場合と掃除機を購入した場合にかかる費用を比較し、それほど、お金がかからないかのように思わせる。 ・「今日この掃除機を購入していただければ、特別に割引いたします。他の人には内緒にしてくださいね」などと言って、今掃除機を買うとお得であるかのように思わせる。 ●長時間にわたりしつこく勧誘 何時間にもわたり、不安をあおったり、断っても勧誘を続けたりします。 最初は断っていた消費者も勧誘が2時間、3時間と長引くにつれ、精神的に疲れてきてしまい、根負けして契約してしまうという例がよく見られます。 契約後に、掃除機の点検名目で訪問し、新たな商品(浄水器など)を販売してくることもあるので気をつけましょう。 訪問販売の掃除機おまけ話 訪問販売の掃除機の相談を受けていると、性能はよいが重い という声をよく聞きます。掃除機を購入する際は、自分は掃除機を使いこなせるか?ということも考えてみる方がよいかもしれませんね。 |