リフォームの販売手口
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これまで受けてきた相談などを元に、悪徳業者の手口をまとめてみました。 1、悪徳業者はこうやってアナタに近づいてくる ●点検名目で訪問してくる 屋根瓦の点検(瓦ずれてますよ には注意)、床下の点検、建物の耐震診断、白アリの点検といった名目で訪問し、訪問後、問題がある旨を告げて、リフォームの契約につなげます。 「メーカーの依頼で点検に来ました」と言ってくる業者もいます。 最近(平成17年9月現在)、アスベストに関するニュースをよく見ますが、このことを利用し、アスベスト被害の調査名目で訪問する業者もいるようです。 点検商法が問題になっているのを逆手に取り、「最近、屋根や床下の点検をします とか言ってくる業者は来ていませんか?先ほど、うかがったお宅も来たと言っていました。最近悪質な業者が増えてますからね。よかったらウチが見ておきましょうか?今見ておけば、今度そういった業者が来ても、この間点検してもらったから大丈夫です って言えますよ」と自分も点検商法を行う業者のくせに親切な業者を装う業者もいますので注意しましょう。 一度、契約した消費者をカモと見なし、点検やアフターサービス名目で何度も訪問し、ローンが組めなくなるまで何度も契約させる業者もいるので注意してください。 ●工事の挨拶名目で訪問してくる 「この度、この近くで工事をすることになりましたので挨拶に来ました」などと言って訪問し、世間話をしつつ、いつのまに「よろしかったらお昼休みにでも、点検しときましょうか?」、「そういえば、ここの壁のヒビ少し気になりますね〜。簡単に診ておきましょうか?」などといった感じで、家の点検に話を持っていき、リフォームの契約につなげていきます。 悪質な業者は点検してから、契約を勧めてくることが多いです。どういう名目で訪問してこようと、「点検」と言い出したら注意すべきでしょう。 ●実績を作らせてくださいなどと言ってと訪問してくる 「今度、ウチで新製品を出すことになったんですが、実績を作りたいので協力してもらえませんか?」、「ウチの宣伝をしてもらえませんか?」などと言って訪問してくる。 そして、実績作りや宣伝のためにリフォーム工事の契約を勧められる。通常より値引きして契約できることをアピールする事が多いが、他の業者から見積もりを取ってみると、割高だったりする。 2、悪徳業者がよく使う販売テクニック 以下のようなテクニックを使い、契約させます。 ●悪いところがなければ悪いところを作る ●悪いところがなくてもあるかのように告げる 例 屋根の点検の際、悪いところがなければ、自分で瓦を割り、割れていると告げる。 床下点検の際に、問題がなくても、「湿気がすごい」「白アリが発生している」などと告げる。 ●不安をあおる 点健後に不安をあおり、今、工事をしなくてはいけないかのように思わせ、契約させます。 例、 屋根の点検後、「瓦が割れていたり、ずれているので、このままだと雨漏りしてしまいますね」 床下の点検後、「湿気がすごいですね。このままだと床下が腐ってしまいますよ」 耐震診断後、「このままだと大きな地震が起きたときに瓦が落ちてしまい、お隣にも被害を与えてしまいますよ」 白アリの点検後、「大変です!白アリが発生しています!!このままにしておくと大変なことになります」 ●大幅な値引き 大幅な値引きを提示されると得した感じがするかもしれませんが、大幅な値引きの裏には、はじめの価格がボッタクリで安くしても十分利益が出る、値引きした分人件費や材料費を削る(手抜き工事)といった事情があるかもしれません。 ●長時間にわたりしつこく勧誘 何時間にもわたり、不安をあおったり、断っても反論し、勧誘を続けたりします。 最初は断っていた消費者も勧誘が2時間、3時間と長引くにつれ、精神的に疲れてきてしまい、根負けして契約してしまうという例がよく見られます。 |