ジェムケリーの行政処分に思う

　先週ジェムケリーという宝石を販売している業者が行政処分を受けました。
→消費者庁のページ

　ここは懸賞の広告出して応募してきた人に電話をかけて、無料のプレゼントをあげるからお店まで取りに来てくださいなどと言って、呼び出して高額な宝石を販売していました。この会社がなぜか不幸な生い立ちの店員の率が高いなぁと思っていまして、行政処分の際はそこら辺の生い立ちトークまで突っ込んで調べて欲しかったのですけど、ノータッチなのが残念です。ジェムケリーは訪問販売からは撤退だそうです。

　それでもって、ここからが今日の言いたいことなのですが、ジェムケリー側は法令遵守を徹底していたと主張しているのですが、そもそも訪問販売というのは何なのか？　と考えると法令遵守を徹底していたというのは疑問に思うのです。

　訪問販売というのは簡単に言うと営業所など以外で契約すると訪問販売になります。ですが、お店などで契約した場合でもいわゆるキャッチセールスや販売目的を隠して呼び出していた場合などは訪問販売に該当します。今回のジェムケリーの件では販売目的を隠して呼び出していました。これは法律に違反しています。だからこの点で処分を受けています。

　ジェムケリー側は法令遵守を徹底していたということですから、少なくとも会社の方針としては最初に販売目的をきちんと告げなさいということにしていたということが推測できます。私、ジェムケリーにかぎらず、ココらへんのとこがどうも腑に落ちないことがありました。

　ちゃんと販売目的を告げて、お店に呼び出していて、そして契約したなら　そもそも、それ訪問販売じゃ無いじゃん　と　

　「法律守って訪問販売やってました」　あれ？でも、法律守ってやってたらそもそも訪問販売じゃないから訪問販売やってました　というのと矛盾する？　そんなことをジェムケリーにかぎらず似たようなことをやっている業者に対してよく思ってました。

　こういう業界の人って、俺らの言ってることってもしかして矛盾してない？　とか思わないのかな。

　

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