オススメ&お気に入り本の記事一覧

スノーボール  ウォーレン・バフェット伝 にびびる

 スノーボール  ウォーレン・バフェット伝の上下巻を注文したのですが、届いた後、読もうとしてびっくりしたのですが、上下巻それぞれ700ページくらいあるじゃないですか! 私は注文するとき何ページあるかは気にせず注文するので、それぞれ300ページくらいだと思っていたのですが、その倍以上です。これはあせった・・・(^^;)

 先ほど、ようやく上巻を読み終えました。明日からは下巻に挑戦(←気合いを入れて読まないといけないページ数なので挑戦という表現)。

 本の中身ですが、グレアムやバフェットに関する本を読み、彼らのファンになった人は買いだと思います。これまでの本では明かされなかった彼らの一面が見られて、思わず、ニヤリです。


ザグを探せ! 最強のブランドを作るために

ザ・クリスタルボール

 ゴールドラット博士の新刊です。有名なザ・ゴールが製造業のための本なら、ザ・クリスタルボールは小売業のための本です。

 売れ筋の商品を沢山仕入れておけば、大きな利益を上げられます。でも、未来のことは誰にも分かりませんので、仕入れる段階では将来どの商品が売れ筋になるのか 正確なことは誰にも分かりません。予測が当たればよいのですが、外れれば在庫を抱えてしまうことになります。だからといって、控えめに仕入れれば、売り逃すリスクもある。どうすればこのジレンマを解決できるのか?


 今年一番ワクワクしながら読んでしまいました。本の帯に「今度のゴールドラットは、読み出したら止まらない」とありますが、偽り無しです。

ザ・クリスタルボール
クリスタルボール


7つの超低リスク戦略で成功する 飲食店「開業・経営」法

 本日、天気が良かったので歩きながら本を読んでみました(人や車があまり通らないので歩き本読み余裕です)。読む速度が3分の2から半分ほどになりますが、運動と読書同時に出来るので、雨が降ってきそうにないときは、これからもちょくちょくやってみます。

 今日読んだのは、7つの超低リスク戦略で成功する 飲食店「開業・経営」法 という本です。飲食店開業で大成功すると言うよりは、失敗をいかに避けて軌道に乗せていくか? に重点が置かれています。攻めより守り寄りな本です。

 この本を読んで、どうして多くの飲食店が短期間で潰れていくのがわかったような気がします。飲食店で生き残っていくなら、ここまでやんなくちゃいけないんだなぁ と参考になりました。別に飲食店開業するわけでもないんですけどね(^^;)

 本には、具体的なノウハウが沢山書かれていますが、経験豊富なコンサルタントの方が書かれただけあって、再現性高めです。ノウハウ本の中には、ほぼ一個人の成功体験だけに基づいているものもありますが、そういったものは再現性に難があるように思いますので、参考にするのであれば、飲食店「開業・経営」法 のように、いくつもの経験に裏付けされた本の方が良いと思います。

 この本、税抜きで1600円なんですが、これだけの内容が書かれている本が2千円もしないなんて驚きました。飲食店開業にかかる費用を考えれば、コストパフォーマンスがすさまじく良い本だと思いますので、飲食店開業を考えていらっしゃる方にはほんとオススメです。

7つの超低リスク戦略で成功する 飲食店「開業・経営」法
飲食店開業経営


建設業の社長さん 今すぐ工期短縮を始めなさい!

 ゴールドラット博士のTOC理論(※)を基に作られた工期短縮プログラムについて書かれた本です。プログラムを導入したある企業では住宅新築工事に掛かる日数を40~50パーセントほど短縮することに成功しています。

 この本だけ読むと、本当にこんなに短縮できるの? と思ったかもしれませんが、ザ・ゴールなどを読んでいると、このくらいの工期短縮もありえて当然みたいに思えました。

 理論を頭で理解するのは難しいと思いますし(私も1回読んだだけだと頭に「?」が並びまくりましたので何度も読んでみたいと思います)、長年のやり方を変えることや取引先からの理解などハードルは高いのですが、建設業に携わっている方にとっては読んでみる価値はあると思います。

建設業の社長さん、今すぐ工期短縮を始めなさい!―時間の中に眠る利益をこの手に
工期短縮



TOCについて
 日本語訳は制約条件の理論。どういうものか簡単に言うと、全体のパフォーマンス向上を妨げている部分(制約)を見つけ、その部分を強化することで全体のパフォーマンスを向上させる というような考え方です。

 図で説明すると・・・
TOC説明

 上の図はある工場のライン。数字は、ABCそれぞれの工程で1時間に作れる数量。A→B→Cの順に作業していかないと製品は完成しません。

 この場合、この工場で1時間に完成する個数は1。AやCに投資して作れる数量を増やしても、全体のパフォーマンスは上昇しません。Bが妨げているからです。Aで6作れるようにしても、Bでは1しか作れないのですから、結局、全体のパフォーマンスは変わらず、Aで作れる個数を増やしても無駄な投資になります。Cに投資しても同様です。Cをいくら強化しても、Bからは1時間に1しか来ないわけですから意味がありません。

 Bが、この場合における制約になっているので、Bを強化してあげることで全体のパフォーマンスも向上することになります。Bにおいて1時間に3作れるようにすれば、工場では1時間に3個完成することになります。

 TOCについて詳しく知りたいという方は、ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かなど、ゴールドラット博士の著作をぜひお読み下さい。


全脳思考

 全脳思考は、最初に読んだときこれから先非常に不安になる本でした。

 「これから先の世の中で自分は通用していくのか?

 そう思わずにはいられなかったんです。

 今は、繰り返し読み、書いてあることを少しずつでも実践する段階に入ってます。書かれてあることを参考に考えてみると、今までは思い浮かばなかったか新しいアイデアがどんどんとわいてくる!楽しくなってくる♪

 読めば読むほど味が出てくるスルメのような本だと思いますよ。ちょっと高いし(2100円)、厚いし(500ページ近く)、うさんくさいところ(根拠に乏しいと思えるところ)もあるけれど、それを補ってあまりあるものを与えてくれる良い本です。自分が今年読んだ本の中でもベスト10には確実に入ります。

全脳思考

全脳思考