もう「土建屋」はやめよう 土屋昭義 著

もう「土建屋」はやめよう 土屋昭義 著

 建設業の相談者様のお役に立てればと思い、建設業の営業に関する本を読み始めています。今後、読んだ本を紹介していきます。今日は第1弾です。


 公共工事も減っていく中、今後、建設会社はどうすれば生き残っていけるのか? その一つの答えが書かれていると思います。

 副題に「建設会社が”セブン・イレブン化”して生き残る方法」とあり、もしかして「コンビニ経営するのが生き残り法?」と思いましたが違っていました(笑)

 著者の方の会社は、建設会社ではありますが、実際は企画屋さんの面が強いです。どのように営業してきたか簡単に言うと、お客様の本当の目的をきちんと把握し、メリットのある情報を提供する。その結果として、自社に建設の仕事が来る ということです。

 本当の目的とはどういうことか言いますと、例えば、ある人がラーメン屋を開きたいと考えています。そして、ラーメン屋をするための建物を建てたいと考えているとします。この場合、この人は建物を建てたいと考えてはいますが、ラーメン屋の建物を建てることがこの人にとってのゴールでないことは明かです。

 ラーメン屋として成功していくことが本当の目的・ゴールのはず。建物を建てるというのはあくまでラーメン屋を始めるための手段でしかないのです。

 そうなると、この人の目的を把握し、メリットがある情報を提供する というのはどういうことになるでしょうか?

 ラーメン屋が成功しやすい場所の情報などを提供することがメリットがある情報を提供することになるはずです。依頼する立場からすれば、こういった役立つ情報を提供してくれる会社と、単に建物を建てることしかしない会社 どちらに頼むかと言えば、前者になる確率が高いのではないかと思います。

 単純に建設業のサービスだけ提供するのではなく、お客様の真の欲求をかなえるサービスを提供することが建設業者の生き残る一つの方法ではないかと思います。そして、これは建設業界だけに限った話ではないと思います。我々行政書士だってこういった考え方をしていかないとこの先生き残っていくことは難しそうです。


 ちなみに副題のセブンイレブン化についてですが、著者の方の会社と同じような考え方の大手に対抗するための手段でした。建設会社の全国規模のネットワークを作るというものでした。こちらについては興味がある方は本をお読み下さい。

もう、「土建屋」はやめよう
土建屋はやめよう


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