建設業の社長さん 今すぐ工期短縮を始めなさい!

建設業の社長さん 今すぐ工期短縮を始めなさい!

 ゴールドラット博士のTOC理論(※)を基に作られた工期短縮プログラムについて書かれた本です。プログラムを導入したある企業では住宅新築工事に掛かる日数を40~50パーセントほど短縮することに成功しています。

 この本だけ読むと、本当にこんなに短縮できるの? と思ったかもしれませんが、ザ・ゴールなどを読んでいると、このくらいの工期短縮もありえて当然みたいに思えました。

 理論を頭で理解するのは難しいと思いますし(私も1回読んだだけだと頭に「?」が並びまくりましたので何度も読んでみたいと思います)、長年のやり方を変えることや取引先からの理解などハードルは高いのですが、建設業に携わっている方にとっては読んでみる価値はあると思います。

建設業の社長さん、今すぐ工期短縮を始めなさい!―時間の中に眠る利益をこの手に
工期短縮



TOCについて
 日本語訳は制約条件の理論。どういうものか簡単に言うと、全体のパフォーマンス向上を妨げている部分(制約)を見つけ、その部分を強化することで全体のパフォーマンスを向上させる というような考え方です。

 図で説明すると・・・
TOC説明

 上の図はある工場のライン。数字は、ABCそれぞれの工程で1時間に作れる数量。A→B→Cの順に作業していかないと製品は完成しません。

 この場合、この工場で1時間に完成する個数は1。AやCに投資して作れる数量を増やしても、全体のパフォーマンスは上昇しません。Bが妨げているからです。Aで6作れるようにしても、Bでは1しか作れないのですから、結局、全体のパフォーマンスは変わらず、Aで作れる個数を増やしても無駄な投資になります。Cに投資しても同様です。Cをいくら強化しても、Bからは1時間に1しか来ないわけですから意味がありません。

 Bが、この場合における制約になっているので、Bを強化してあげることで全体のパフォーマンスも向上することになります。Bにおいて1時間に3作れるようにすれば、工場では1時間に3個完成することになります。

 TOCについて詳しく知りたいという方は、ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かなど、ゴールドラット博士の著作をぜひお読み下さい。


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